よしりん先生
連続登場です!
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切通理作氏が
ブログで書いたことを
説明しておきます。
「わしズム」の浅羽通明氏の
論考はこう言ってるわけです。
日本はすでにユートピアが
達成できていて、
特に買いたいものも
ないからデフレが続く。
日本人にはもはや願い事もなく、
日本が特に目指そうという物語もない。
3・11後の「欠損された部分」を
埋める物語くらいしかない。
3・11は「例外的不幸」
という欠損に過ぎない。
それに対して切通理作氏は
こう言ってるわけです。
物語はもともと「欠損された部分」を
埋めるものじゃないか。
3・11後の国民が抱く欠損の感覚は
もっと深刻なものだし、
そもそも現状の格差拡大社会は
人々の生活や将来を脅かす
深刻な欠損ではないか。
物語は昔も今も、
「欠損された部分」を
埋める挑戦である。
これは面白い議論だと思います。
まさに原発ブラボー推進派は、
「あんな3・11の地震や津波や原発事故は、
『例外的不幸』に過ぎないじゃないか」
と言ってるわけですね。
「どうせ国民はユートピアを
生きてるのだから、
脱原発デモなんか
すぐ飽きておさまるだろう」
というのが、原発ブラボー推進派の
政治家や保守論壇の感覚なわけです。
理作氏は「わしズム」読者に、
この浅羽氏の感覚との食い違いを
どう思うか尋ねたのですが、
なかなか芳しい応答が得られない。
みなさんはどう思うか、
理作氏に反応できますか?